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不動産管理業務における物件情報の入力・更新作業を自動化

業界:不動産
プロジェクト概要
- 本プロジェクトでは、ヒューマンエラーや確認が多く時間がかかっていた、物件情報のシステム入力・更新作業を対象に、RPA(Robotic Process Automation)による自動化を実施しました。
- これまで担当者が手作業で行っていた「空室情報の反映」「新規物件の登録」「契約状況の更新」などの定型作業は、作業ミスや入力遅延が発生しやすい領域でした。
そこで、現行業務フローを洗い出し、入力元となるExcelや帳票類をもとに、業務システムへの入力をRPAで代行するロボットを開発・導入。 - RPA導入により、以下のような成果を実現しました。
- 入力ミス・漏れの発生率をゼロ
- 担当者の業務負荷を軽減し、顧客対応などの付加価値業務へ時間をシフト
- 導入後は業務部門と連携して運用マニュアルを整備し、現場で自走できる運用体制も構築
開発の特徴
- 業務フローの現場ヒアリングから着手
- 現場で使われていたExcel帳票や紙の台帳、社内システムの画面操作を丁寧に洗い出し、非構造的だった業務プロセスを明文化。 RPAの導入に最適な対象範囲を選定し、現場に馴染む自動化を実現しました。
- 実際の帳票・台帳を前提にした柔軟な入力ロジック
- 物件情報の元データがExclの手書き・自由記述形式であったため、データ整形・前処理ロジックを導入し、人手で整えていた作業も含めて自動化。 同時に、例外ケースの処理や入力チェックも組み込み、実務上の不整合を吸収する工夫を行いました。
- 現場部門が運用できるようマニュアル・仕組みも設計
- 自動化後の運用が現場任せになることを想定し、操作手順書を整備。 RPAの専門知識がない現場の方でも扱える状態で引き渡しを実現しました。